■■クラシック音楽 の目録■■
モーツァルトのオペラ 《フィガロの結婚》 を Toccata クラウドシステムで検索してみます.
※キーワード検索 (全角の日本語) → 「モーツァルト」,「フィガロの結婚」
2つのキーワードによる検索で,
2023年12月22日現在, hit 数=914件 です.
検索結果は
各種媒体 (CD/LP/CC/VHS/DVD/LD/印刷楽譜/書籍) を含み,
オペラの最初~最後まで 「全曲」 を収めたものだけではなく
序曲やアリアといった 一部分の「抜粋」 や
「編曲」された作品も含まれています.
《フィガロの結婚》 全曲を 「1 作品」 として収録するCDがあったり,
その中のアリア 《恋とはどんなものかしら》 を 「1作品」 として収録するCDもあります.
オペラ・アリア集といった オムニバスですと
《恋とはどんなものかしら》 の他,
他オペラのアリア (同作曲家,別作曲家などが混在) が複数収録されています.
《恋とはどんなものかしら》 は,
ソプラノ歌手+オーケストラ というオリジナルの形式だけではなく,
器楽演奏用に編曲された作品もあり,
その演奏手段も 1種類とは限りません.
■■具体的な例■■
収録されている曲は,全曲か?一部抜粋か?
その内容により目録の登録方法は異なります.
■1作品 (=全曲) 収録されたCD
[例]
発売番号:PROP6196
タイトル:「レクイエム: (ピリオド楽器演奏) / ヴェルディ ; ダーヴィット・ティム, ライプツィヒ大学合唱団, ライプツィヒ・メンデルスゾーン管弦楽団」
https://www.tokyo-m-plus.co.jp/products/rop6196?variant=43533330579699
→ 構成楽曲 (この作品の場合,すべて固有タイトル (※1)) は,
すべて内容注記 (※2) に登録されます.
(※1) 固有タイトル:「協奏曲」「Adagio」「Trio」など音楽作品のタイプ を示す名称をタイトルとしたもの (=総称的タイトル) ではない 個別的なタイトル.(例:展覧会の絵)
(※2) 内容注記: 収録作品の一覧で, 主に次の目的で使用しています.
(1) 個々の内容が作品として成立しない,内容の一覧 (トラック内容の説明など)
(2) 複数曲で構成する単一作品の内容 (個々の曲・楽章が 「固有タイトル」に限定;目録規則の任意規定)
(3) 単一作品からの抜粋の内容一覧 (作品全体から抜粋された曲・楽章の一覧)
1作品=全曲 が収録されているので
構成楽曲 (例:「怒りの日」など) は
分出レベル (フィールド:tag464) (※3)ではなく,
内容注記 (フィールド:tag327/tag3C7) に登録します.
(※3) tag464:関連記入フィールド: 分出レベル
ちなみに,
タイトル「レクイエム/ヴェルディ」の典拠形アクセスポイント (ID:a85006645) は
個人名基本記入内 (フィールド:tag700) に埋め込まれています.
クラウドサービスをご利用のお客様は,登録MARCデータをご覧いただけます.
→ 「PROP6196」 (半角) で検索♪
■一部抜粋曲を収録したCD
全曲収録ではない場合,
例えば,オペラ 《フィガロの結婚》 で
構成曲が複数抜粋収録されている場合 (アリア 《恋とはどんなものかしら》+他) ,
内容注記の目的:(3)に該当しますので,
フィールド:tag327/tag3C7 に構成曲のタイトルを登録します.
[分出レベルを作成するケース]
モーツァルトの歌劇ばかりを収録したCDで,
1.《フィガロの結婚》 のアリア 《恋とはどんなものかしら》+他曲を抜粋して収録
2.《ドン・ジョヴァンニ》 の複数の構成曲を抜粋して収録
複数の作品タイトル (《フィガロの結婚》 《ドン・ジョヴァンニ》) から
構成曲を抜粋収録した場合,
分出を行う書誌レコードとなります.
分出レベル (フィールド:tag464) を作成し
フィールド:tag327/tag3C7 を埋め込んだ形で目録を作成します.
内容作品に関する情報は,作品単位に入力します.
[本タイトル (フィールド:tag200/2A0) のサブフィールド:$i/$Iを使用するケース]
単一作品から抜粋されたタイトルが 「ひとつだけ」 ,
例えば,オペラ 《フィガロの結婚》 で
構成曲のひとつ=アリア 《恋とはどんなものかしら》 のみを抜粋収録している場合,
本タイトル (フィールド:tag200/2A0) のサブフィールド:$i/$I (部編名) に
抜粋された構成曲タイトルを収めます (固有タイトルの場合) .
分出を行う書誌レコードの場合は,
分出レベル (フィールド:tag464) を作成し,
本タイトルのサブフィールドを埋め込んだ形で登録します.
音楽資料CDの発売から40年ほど経過し,所蔵数が大きくなるにつれ,
機能的なメタデータの構築が望まれています.
国際標準の規格/規則を適用することは,
時間の経過に左右されない メタデータ構築/運営/管理への近道といえます.
貴館所蔵資料の 「発見可能性」 を高めるため,
Toccata MARC の登録データを フルにご活用ください.
2023年11月2日付 図書館情報部より全国送信mail [CDご選定用データ, 最新情報] より
一部抜粋,加工修正しました