音楽資料用 目録クラウドシステム・メタデータ 専門企業 Toccata MARC / Authorities [ 音楽資源検索の発見精度、可能性を高めます ]
株式会社 トッカータ
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音楽資料目録のヒント:テーマ 6:演奏・録音の場所&日付 を 目録にとりいれる

演奏・録音の場所&日付とは,
表現型の成立場所 (表現型が創造された場所) と日付です.


例えば
「オーケストラによる交響曲の演奏をライヴ・レコーディングした場所と日付」等の情報で,
利用者が検索する可能性のある実体の属性のひとつとされています.


[参考] 「書誌レコードの機能要件 IFLA書誌レコード機能要件グループ最終報告」

https://www.ifla.org/wp-content/uploads/2019/05/assets/cataloguing/frbr/frbr-ja.pdf


■Toccata MARCフィールド: tag620 (出版, 演奏・演技等の場所と日付)

このフィールドには,
目録対象資料の出版製作等の場所
または演奏・演技 または録音・録画の場所と日付
アクセスポイント形で収めます.
国,州または県,都市,開催地 (施設名等),機会 (祝典・祭典等) などの名称を
収めることができます.


トッカータ では主に音楽資料を扱いますが,
以前は「表現型の成立場所と日付」の情報を
次のフィールドに収めています.


フィールド: tag 122 (年代・日時) 
→アクセスポイント形 (半角数字) で日付のデータを収める


フィールド: tag302 (コード情報に関する注記) 
→全角文字で,表現型の成立場所と日付のデータを収める


UNIMARC (※1) が改訂され,
Toccata MARC (※2) では
2016年以降 フィールド:tag620 の使用を段階的に進めています.
現在,アクセスポイント形を次のように収め
表現型の成立場所と日付を表しています.


(※1) UNIMARC: 各国の全国書誌作成機関が作成し,提供するMARCの国際交換が円滑に行えるよう,国際図書館連盟 (IFLA) が1977年に示したMARC標準フォーマット
(※2) Toccata MARC: LCのRDA適用と同時期にRDAの段階的使用を始め,
日本語処理を付加したUNIMARCフォーマットにRDAによる書誌データを格納している


■■具体的な一例■■

発売番号: SICC2241
タイトル: 「ニューイヤー・コンサート 2023 / ウェルザー=メスト&ウィーン・フィル」 
2023年1月25日発売

https://www.sonymusic.co.jp/artist/franz_vienna/discography/SICC-2241


フィールド: tag302 (コード情報に関する注記)


[サブフィールドの登録内容]
録音: 2023年1月1日, ウィーン, ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング
(表記:全角日本語)


フィールド: tag 620 (出版, 演奏・演技等の場所と日付)


[インディケータの登録内容]
41
(内容の解説: ライヴ録音/情報源にデータがある)


[サブフィールドの登録内容]
$aAustria$dVienna$eGoldener Saal des Wiener Musikvereins$f20230101
(内容の解説: 国/都市/開催地/演奏日付)

[参照] SaaSS Edition クイックレファレンス:tagフォーマット
(書誌レコードの内容識別子をリストアップしたもの)

https://toccata.co.jp/wp-content/uploads/2024/04/bib_quick_ref.pdf


クラウドサービスをご利用のお客様は,
登録MARCデータをご覧いただけます.
→ 「SICC2241」 (半角) で検索♪

フィールド:tag 620 (出版, 演奏・演技等の場所と日付) に登録されたデータは,
下記2タイプのお客様にご利用いただけます.


ToccataMARC SaaSS Edition (可変長/国際版 グローバルスタンダードタイプ)
JP-Edition (可変長/日本語版)


貴館所蔵資料の「発見可能性」を高めるため,
Toccata MARCの登録データを,フルにご活用ください.

2023年8月2日付 図書館情報部より全国送信mail [CDご選定用データ, 最新情報] より
一部抜粋,加工修正しました